皆さん、こんにちは!
LOWVEの城岸です。
12月は、ミヤモト家具でもイベント尽くしでした。
いつもに増してあっという間に過ぎていった印象です。
時間があっという間に過ぎるというのは、
充実している証拠だそうです。
ミヤモト家具に入社後を振り返ってみても、1日1日、1カ月、1年があっという間で、
毎日が新しい人や、モノ、考え方との出会い。
思考を回し続けて、行動し続けて、Try & Errorを繰り返しながら、
お客様や先輩・上司に、仕事の面白さを教えてもらったなぁと本当に有難く思います。
今年一年を振り返り、とても充実した一年でした。
何より、人を育てる尊さを学べた一年でした。
自分が一番成長させてもらったのでは…?なんて思います。
今朝、私が製品開発に携わらせていただいたダイニングチェアを
現品で購入したいというお客様をご対応しました。
今は、そこまで売れ筋ではなくなってしまったチェア。
実は、このチェアの製品開発に携わっています。
このチェアの開発のはじまりは、2017年 9月。
「協力工場様とミヤモト家具でオリジナルの椅子を開発をしようという話が上がっている。
開発に携わりたい人は、自分に言ってください」
と、社長からメールが来ました。
私は即、社長に「やりたいです!」と、手をあげました。
できるかどうかは分からないけど、やってみたい。面白そう!
開発メンバーとして集まったのは、
杉木専務、波さん(当時の本店店長)、澤田駿さん(現SOLID金沢・RENSEY店長)、私(当時入社半年)の4人。
まず、どんな椅子を開発するか、皆で素案を持ち寄り、開発会議が始まりました。
当時はまだ、セミアームチェアのラインナップは少なかったのですが、
人気は確実に高まってきていました。
そこで、ミヤモト家具らしいセミアームチェアを作ろうと、コンセプトが決定。
・ミヤモト家具らしいシンプルですっきりしたデザイン
・アームレスチェアより、少しだけゆったり座れるサイズ
・胡坐もかけるアームのデザイン
・ひじ掛けの位置は高めにして、高身長の方にも対応
などなど....
でも、一番こだわったのは、「品質」対「価格」。
セミアームチェアで4脚揃えられる価格設定にしたい。
どなたにも手の届く価格で、ご提供できなければ、ミヤモト家具でやる意味がない。
でも、家具のデザインをしたことがあるのは、専務くらい。
あとは、右も左も分からないスタッフだらけでした。
AF製品でセミアームチェアにするなら、どのチェアをベースに考えるか話し合い、
アームの形状や高さ、角度など、何度も何度も試作を重ねました。
「アームはもうちょっと高い方がいい」
「ここはテーパーを掛けよう」
「これくらいの長さがあれば、しっかり腕を置けるね」
皆で、ああでもない、こうでもないと、
Vintage Factoryで夜中まで話していたことを昨日のことのように思い出します。
私は当時、はまだ入社半年。
しかし、先輩・上司関係なく、
『お客様に喜んで頂きたい』『良い製品を作りたい』
という思いで、皆が真剣に向き合った時間。
確実に、今の私に繋がっています。
そんな皆の思いが詰まったミヤモト家具オリジナルのセミアームチェア。
今は様々なデザイン・機能性に優れたチェアが増えましたが、
当時も今も、やっぱりいい椅子だなぁと思います。
2018年に発売後、とても多くのお客様にご購入いただきました。
受発注センターの大山主任も愛用者です♪
これから先も、製品のデザイン・品質・価格の合理性のバランスを取る役割を担い、
お客様に開発秘話なども交えて、製品に込められた想いを伝えていきたいと思います。
私にとっては、自分の原点を思い出させてくれる、大切な椅子。
来年、また新しい張地で入荷します。
その時また、ご紹介させてくださいね。
皆さま、今年も、ミヤモト家具・InteriorPro Shop LOWVE・SOLID Furniture Store富山店・金沢店・
RENSEY金澤本店をご愛顧賜りまして、誠にありがとうございます。
来年も変わらず、皆さまのお役に立てる家具屋として、
精一杯仕事に励みますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
ミヤモト家具 Interior ProShop LOWVE
店長 城岸亜由美