MESSAGE
遠い昔の1941年。
富山市千石町の商店街の中で、亡くなった私の祖父母が小さなタンス店を創業しました。地域に密着した商店を目指し、夫婦二人三脚で小さなタンス店を愛情いっぱいに育てておりました。
やがてそのタンス店は素敵な出逢いと悲しい別れを繰り返し、廃業への危機を迎えしまったのが、私が当時25歳。14年前の、運命の出来事でした。
その年、私は順風満帆だったサラリーマン時代のキャリアに別れを告げて、前身「宮本タンス店」の魂を引き継ぎながら「ミヤモト家具」として、会社を設立し再出発を致しました。
当時、厳しい経営を余儀なくされながらも、温かく見守り、手伝ってくれた仲間や、試行錯誤を繰り返す中、自分だけを信頼し、手を差し伸べてくれた協力工場の方や、今も大切なお客様。そして何より、ミヤモト家具を大切に思ってくれる、沢山のスタッフに支えられ、会社は成長を重ねてまいりました。
これまでに、志半ばで廃業されていかれた家具店、タンス店が多くある中、私は運よく、こうしてかけがえのない会社と仲間を手に入れることが出来ました。
だから決めているのです。
これからも少しづつ会社を成長させ、地域に貢献し、個人商店を営む方へ、夢や希望を与えて行けるような会社にしていく事こそ、支えて下さった方へ、うまくいくはずも無かった私の人生、私が生涯かけてすべき「恩返し」と思うのです。
富山に根付き、富山で最も多くの方から愛される。そんな会社を目指して。
皆さま。今後ともミヤモト家具、そしてLOWVEをどうぞ宜しくお願い申し上げます。