何百年、時には何千年と生きてきた樹木。
樹木の樹齢が何年かを、年輪の数が教えてくれます。
干ばつ、洪水、虫害で大地が荒らされた年、
成長を促進する雨が多く降った年など、
それらははっきりと、輪の状態として現れます。
成長が難しかった年は樹木の年輪が非常に狭くなります。
年輪はその木が過ごした歴史です。
その年輪を見て、木の歴史を無駄にすることなく、
的確に厳正に、カットする厚さや方向を決定します。
そうして製材された木材を、長い時間をかけて、
乾燥していきます。
木材は乾燥する過程で、収縮、狂い、割れなどが
発生します。
家具として加工する前に、必ず乾燥します。
乾燥が終わった木材はねじれや、割れ、節、
虫食いなどがないか、チェックされ、
良質な材を選別します。
選び抜かれた材を家具の部品ごとに切削、切断、
穿孔していきます。
加工された部品を平面、あるいは立体に組み上げます。
長年の経験と技術でゆがみなどないよう、
丁寧に組み上げます。
乾燥による木材の狂いを防ぐため、
より永く大切に使って頂くために、
木材に仕上げを施します。
素材や、用途により、仕上げ方も異なります。
家具によっては、張り材が使用されております。
張り材に関しても裁断・縫製・張り、ひとつひとつ
熟練した技術者が行います。
布、革、合皮など、素材に合わせた技術で、
美しく仕上がるように行います。
形ができても、まだ完成ではありません。
しっかりと細部まで、手で触り、目でみて、
仕上がりを確認します。
樹木に刻まれた時間を大切に想い、
家具となり、刻まれてゆく時間を大切に想い、
いつもそばに。
安本
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